院長室@はらクリ

　華乃湯で朝風呂＆朝ご飯をいただきチェックアウト。今日は三陸海岸をドライブして、東日本大震災の爪痕を辿ることにします。あらかじめWebで震災遺構について調べようとしたけど、調べ方が悪かったようで今回行こうとしている方面で時間内に訪れられそうなところは見つけられませんでした。たぶんそんなはずは無いので、また機会があれば行ってみたいと思います。

　仙台からは途中まで高速道路に乗ります。ETCカードを持って行くのを忘れたので毎回一般レーンで止まります。止まるのは仕方ないとして、ETC割引が効かないのが痛いです。

　仙台南部道路-仙台東部道路-三陸道と進み、道の駅三滝堂で休憩します。ここにはRVパークがありました。震災に関する展示室があり、泥だらけの標識などが展示されていました。初めて直接目にする震災の傷跡です。





　またしばらく走ると一旦三陸道は下道になり、道の駅大谷海岸にも立ち寄ります。トイレ休憩にはまだ早いけど、道の駅には地元の名産品が並んでいる事が多いので、何となく立ち寄ってしまいます。店を出ると海が近い事に気がついたのでちょっと海を眺めに店の裏へ回りました。そこで目にした光景に衝撃を受けました。



　そこは大谷海岸駅のホーム跡でした。ガタガタになり草の生えるホーム、両方向ともすぐ先で途切れているレール、慰霊碑。目の前に広がる海岸にはもちろん何もなく、その光景に言葉を失いしばらくそこに立ちすくんでしまいました。今回のドライブでいったん諦めた震災遺構ですが、遺構とは定義されないのかもしれませんが震災の爪痕を見ることができました。道路を挟んで陸側は嵩上げ工事をしていて、仙台市街では分かりませんでしたが震災はまだ終わっていないということも分かりました。







個人的には衝撃的だった光景をみたあと、しばらくボーっとしたまま車を気仙沼まで走らせます。これといった目的は無かったのですが、気仙沼市魚市場が今回のゴール地点となりました。着いたのがお昼だったので魚市場は終わっていて、レストランでお寿司を食べ土産物屋で買い物を買いました。トイレの小便器によく貼ってる「一歩前へ」も「気仙沼の復興とともに」なんて書いてあるとがんばれー!みたいな気持ちになります。







ふと気づくと、14時です。この日は仙台から大宮経由で黒部名水マラソンの前泊地の魚津へ移動することになっています。仙台駅16時30分発のはやぶさを予約していて、レンタカーを返却して仙台駅に行くには大ピンチな時間です。結局エコカーで大爆走してなんとか間に合わせました。本当は燃費も計算したかったけど余裕が無かったです。

体験としては有意義だったけど、もう少し知りたいと思ったのも事実。また来る機会があれば下調べをしてから来ようと思いました。